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こだわり

こだわり

1999年、1つのプレス加工部品
の誕生が世界を驚かせた。

金型開発課 荒井 和人


世界初のHDD基台への挑戦。


それは、音楽の新たな楽しみ方を生む力になった。

 1999年当時、ナカムラは独自のプレス工法を駆使 し、 総合電機メーカー T社の2.5インチHDD用部品の製造を担っていた。 そのT社が、さらに小型の1.8インチHDDに着手するという。基台のプレス化量産は可能だろうか、 と打診を受けた。もし実現すれば、世界初となる挑戦。「誰もできないことをやる」を信条とする ナカムラにとって、拒む理由は何もなかった。

 開発開始から約1年が経ち、精鋭を集めたチーム全員の顔に、ようやく満足の笑みが 浮かんだ。プレス加工でつくる世界初1.8インチHDD基台。それは、薄く軽くコンパクトな一体成型で 最大4GB容量のディスクを包み込んだ。高い強度を併せ持ち、耐衝撃性はダイカスト製の約10倍に達した。 本来パソコン用に開発されたHDDであったが、市場投入から間もなく、意外な方向から声が掛かった。 声の主は、米国メーカーのA社、開発中の携帯型デジタル音楽プレーヤーに採用したいという。 当時全盛のCDやMDに代えてHDDで音楽を自由に持ち運べるようにする、画期的な製品であった。 2001年ナカムラ製1.8インチHDD基台を載せたその製品は発売から瞬く間に世間を席捲していった。 そして、この大ヒットが、ナカムラの技術を世界に知らしめるきっかけにもなったのである。 さらに3年後には、新型のminiタイプが発売、累計販売台数1億台を記録したその全てに、 コンパクト化を進めたナカムラ製1.0インチHDD基台が使われた。

金型開発課 荒井 和人

製造課 藤村哲也



1.8インチの夢のために、

100cmを超える金型をつくり上げた。

 プレス化1.8インチHDD  基台の金型設計は、T社作成の 図面をもとに進められた。超精密金型のエキスパートであるナカムラの技術者でさえ初めて 体験する複雑な仕様。さらにZ方向の公差は1/1000mmオーダー、全ての公差でCpk1.6(※) というシビアな条件も課せられていた。持てる技術ノウハウを結集し、 抜き・曲げ・絞りなど様々な工法で精度を追及する日々が続いた。 最終的に、わずか1.8インチのHDD基台をつくるための金型寸法は100cm以上になっていた。 加工ステージは20工程を数え、パーツの総点数は300点を優に上回った。

 A社携帯音楽プレーヤー向けでは、金型開発と並行して、 量産を支える生産体制、品質管理体制の拡充が求められた。 本製品の製造ラインは世界に広がる。HDD基台は、その起点となる重要パーツだ。 品質と納期を守る万全の体勢を整えた。そして、厳しいテストを経てA社のゴーサインが発せられ、 世界市場に向けた生産が始まった。 フル稼働の生産状況が続き、プレス音は止むことなく工場内に響きわたった。 数年におよぶA社用HDD基台の製造期間中、 一度としてHDD基台を原因とする生産ラインの停留は許していない。 これもナカムラの誇りの一つである。
(※)CpK…工程能力指数

2005年、中村製作所はこれらのHDD基台製造のプレス化技術が評価され


第1回ものづくり日本大賞
「経済産業大臣表彰優秀賞」

を受賞 ものづくりの名人として10名が表彰されました。


◎受賞プロジェクトテーマ

「(世界初)超小型電子記憶装置用基台のプレス製造法―研究開発、実用化」